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認知症と回想法

認知症と回想法認知症と回想法
(2008/03)
黒川 由紀子

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回想法の導入を検討しているので読んでみたのですが、かなりおもしろい本でした。ただ老人へのアプローチ方法としての回想法ではなく、そこに現れてくる臨床心理のエッセンスが含まれている文章でかなりおもしろく読めました。村瀬嘉代子先生の文体に似ているなと思ったら大正大で同じ所にいたりされていたみたいですね。
病院で集団をやる意味や苦労についても書かれているし、長く人生を生きてきたからこそ語れる言葉やユーモアや生きる意味についてなど、回想法に興味なくてもおもしろく読めると思います。
「知的能力が落ちてもその人らしさは失われない」というのは認知症に対する認識を改める大事な視点だと思った。これは心理臨床家が持つ視点と同じ事だと思う。どんなに症状や問題があってもその人らしさを理解し援助を考えることと同じ。でも、認知症のために徘徊したり暴力したりという堪え難い困難もあることも事実。でも、その問題の本質をしっかり見つめていくことが大事なんだなぁと改めて考えさせられた。
介護保険や高齢者医療のハード面が問題になっていますが、どうやって精神的に満たされて生きて行けるか、そのためにどんなハード面が必要なのか、という議論が必要なんじゃないだろうか。ボトムアップで考えて行くべきじゃなかろうか。制度の中で生きるのではなく、生きやすくするための制度、ではなかろうか・・

とか、いろいろ考えちゃいましたね。雑文失礼。ついでに、EBMばっかりはやっててなんてつまらんのだ、最近の傾向は!っと思っている自分には、こういうエビデンスだけじゃない関わりこそ臨床心理ではないか!と思ったりもしちゃう。
  1. 2008/11/27(木) 22:52:32|
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うつ

ズバリわかる!「うつ」を治す本―名医が教える最新治療法と心のトレーニング法ズバリわかる!「うつ」を治す本―名医が教える最新治療法と心のトレーニング法
(2003/01)
平安 良雄

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うつ家族ができること―医師と臨床心理士による現場からの声うつ家族ができること―医師と臨床心理士による現場からの声
(2008/06)
不明

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仕事の関係で平易なうつの本をいくつか買ってよんでみました。
うつにも、躁鬱だったり、統合失調症感情障害だったり、パーソナリティ障害だったり、いろいろ含まれてるんで、人それぞれアプローチの違いが必要な感じ。
しかし、やたらとCBTを勧めるね。やっぱりどの本も。効果的なんだろうけど、やっぱりそれって医学モデルに近いと思う。うつになる生き方の再考をする意味も必要だとは思うので、そういう面で心理職は重要な役割をするような。
日本人は働き過ぎ。休み上手になる教育も学校でしてもいいのにね。がんばれがんばればっかりじゃなくて。「自分の人生の楽しみ方」を語り合える授業があってもええのにねぇ。
  1. 2008/11/20(木) 23:31:32|
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無意識の発見 上

無意識の発見 上 - 力動精神医学発達史無意識の発見 上 - 力動精神医学発達史
(1980/01)
アンリ・エレンベルガー

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流し読みだけど、上巻を読破。だって説明長いし・・つまんないんだもん。
でも、無意識がどのように発見されていったのかというものの背景を知る事の意味は強く感じた。我々はクライエントさんに会う場合でもその人の背景を考えるものです。家族歴、生育歴などがあって今目の前にいることを考えます。同じように著名な心理学者たちも社会背景や世界情勢、家族歴があって、学問的発見や思想があるということを考えないといけないなと思いました。
上巻は、如何に無意識が無意識として扱われるようになったかの歴史で、おもしろい部分もありました。動物磁気や催眠のあたりの発見で、術者のカリスマ性などが強く影響しているというところが印象的でした。やはり転移関係(影響し合う関係性)があることで臨床心理士は仕事ができるんだなということ。治療関係を作って行くことが第一義であるということを感じました。なかなか関係が作れない難しさもある一方で、関係ができすぎることで怖さも感じる(催眠術者への依存など)店もいろいろと示唆ぶかい。

がんばって下巻も読みます・・・今度はフロイト、ユングとかだから全部読めるかな・・・
  1. 2008/11/09(日) 22:29:53|
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青年期境界例

青年期境界例青年期境界例
(2004/07)
成田 善弘

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最近、境界例の人と関わることが多くて。
なかなか難しいですね。自分なのか、他人なのかわからなくなるというのは、本当にややこしい。そのくらいの大変さを抱えている人にどうあっていくのか・・・考えさせられます。
「不思議に思うんだけど」という返し方はかなりいいなと思いました。
  1. 2008/10/26(日) 23:55:58|
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病院心理臨床入門

病院心理臨床入門―体裁を越えたその真実病院心理臨床入門―体裁を越えたその真実
(1999/09)
長尾 博

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あら、アマゾンに画像ないのね・・
さて、病院における心理臨床についてその現実をちゃんと書いてる本で、なかなか興味深いものがありました。といっても、この著者の人についてよく知らないのですが、かなりとがってた感じがしました。いろんな経験される一方で実験的にいろんなこともされていてすごい。自分にはできないというか、自分とは方向が逆かもしれないと思った。心理臨床はやはり「ささやかな営み」であって、そこにクレーバーな動きをすることが理想と僕は思っていますが、かなり正面からぶつかっていく感じですね。開拓してきた臨床家の意地を見させて頂いた感じがします。かなり直感的で経験的な文章ですが、大学学者とは違う生の本という感じでとてもおもしろい。こういう本もっとあると面白い。というのも、この本は教科書ではないから。ある程度経験して自分の臨床スタイルを再考する時におもしろい資料だと思いました。ちょこちょこ再読して自分のあり方を検討してみたい。
また、いろんなスタイルの病院があるんだなという感じがしました。副院長のポジション的臨床家もいるんですね。そんだけの実力をみせるってすごいなぁ。
  1. 2008/10/01(水) 22:20:27|
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